清閑亭(小田原市南町1、TEL 0465-22-2834)で12月1日と8日、「小田原・観楓会~紅葉の美しい邸園めぐり~」が開催された。
電力王の松永安左ヱ門旧邸「老欅荘」、元首相の山縣有朋旧別邸「古稀庵」、黒田長成の小田原別邸「清閑亭」で小田原の紅葉を楽しむ邸園巡り。毎年行われ、年ごとに異なる紅葉を楽しむ。
100年前、山縣有朋は多くの人に「小田原の紅葉こそ美しい」と話すほど、当時の小田原は紅葉の名所として知られ、特に、今回巡った邸園の紅葉は格別とされていた。参加者は各邸園の紅葉を楽しみ、最後に立ち寄る清閑亭で、お茶と季節のお菓子を味わった。
同館を運営するNPO法人「小田原まちづくり応援団」の金山摩美さんは「紅葉を愛(め)でながらの三邸園巡り。最後の清閑亭では冷えた体を温めていただくために、おはぎと清閑亭スタッフ特製豚汁も用意。参加者と楽しいひとときを過ごすことができた」と話す。