NPO法人小田原まちづくり応援団は7月1日、NHK大河ドラマの制作統括・チーフプロデューサーの中村高志さんを招き、講演会「軍師官兵衛の北条講和交渉」を開催する。
今年の大河ドラマの主人公は豊臣秀吉の軍師として活躍した黒田官兵衛。清閑亭の主・黒田長成侯爵は、黒田官兵衛から数えて14代目となる黒田家の当主にあたることから同講演会が企画された。
天正18年(1590年)。豊臣秀吉は石垣山「一夜城」に陣をはり、小田原合戦を采配。同年6月に軍師官兵衛は単身小田原城へ乗り込み、北条氏との講和交渉を行い、北条氏直の開城降伏を導きだした。
同法人理事長の平井丈夫さんは「戦国の世にありながら命の大切さを説いた軍師・官兵衛と、領民を大切にした城主・北条氏直との講和交渉での駆け引きをひも解くことで、『命の大切さ』と『郷土への思い』を知る人ができる」と話す。講演は、中村高志さんのほか、小田原市歴史的建造物担当課長・学芸員の山口博さんも登壇する。
開演は15時~16時30分。会場は小田原市民会館6階第6・7会議室。定員100人。参加費無料。申込みはNPO法人小田原まちづくり応援団・清閑亭で受け付けている(TEL 0465-22-2834)。