小田原市が事業主体となって推進している小田原地下街「HaRuNe小田原(ハルネおだわら)」が11月1日にグランドオープンする。
人々から親しまれ、2007年に約30年の歴史に幕を閉じた「小田原地下街」(通称「おだちか」)が、ショッピング空間とコミュニティ空間が融合し、小田原の「ヒト」「モノ」「コト」が集まる新たな空間に生まれ変わる。
「Community Circle@小田原」をコンセプトにオープンする同地下街。「HaRuNe(ハルネ)」のネーミングは、1月に実施した愛称募集で868件の応募の中から決定された。
出店するのは新業態の14店を含む24店舗。地元小田原からは17店舗が出店し、地場の新鮮な野菜やフルーツ、小田原漁港で揚がった魚を使ったレストランや、惣菜、スイーツ、生活雑貨など話題の「モノ」を提供する。
小田原を訪れた観光客には、コンシェルジュのように地域の魅力を案内する「街かど案内所」や、地域の魅力を体感できるイベントやワークショップを行う「ハルネ広場」、通路沿いのショーウィンドウを使って地域の団体や市民など魅力的な商品を展示・販売する「壁屋総本舗」などが設置され、市民や観光客との「ヒト」の交流や地域の魅力を五感で感じられるような「コト」に関する情報を提供する。
同市都市部で中心市街地整備を担当する有泉三裕紀さんは、「小田原の魅力的なヒト、モノ、コト、が集まり、発信する空間が誕生。たくさんの地域の方や観光客の方にお越しいただき、ハルネの持つ魅力を味わってもらえれば」と呼びかける。
営業時間は、ショッピング=10時~20時、レストラン=11時~22時(一部店舗により異なる)。