![鍋島段通(だんつう)を30点ほど展示](https://images.keizai.biz/odawara-hakone_keizai/headline/1411813548_photo.jpg)
箱根・芦ノ湖畔にある古民家アートスペース「箱根やまぼうし」(箱根町箱根、TEL 0460-83-1288)で9月27日から、「日本の伝統工芸・鍋島段通(だんつう)展」が始まった。
三百年の歴史を誇る鍋島段通は、卓越した技術によりに手ざわりのよさ、温もり、毛足の長い柔らかな風合いがあり、図案の良さも相まって高く評価され、佐賀・鍋島藩の御用品となり長らく民間への売買が禁じられていたほど。今回の展覧会では約30点の鍋島段通を展示する。
初日の27日には、織元として伝統の技術を守ってきた、吉島家当主、吉島伸一さんを迎えてギャラリートークを開催した。
企画した同施設の金子森さんは、「関東では目にする機会が少ない鍋島段通。木綿の糸で丁寧に作られた作品は彩り鮮やかで、文様も緻密で美しいものばかり。脈々と継承される日本の伝統を、秋の箱根でご覧頂ければ」と来館を呼びかける。
展示時間は11時~17時(最終日は16時30分)。入館料は無料。10月3日まで