学ぶ・知る

小田原の市民発電所、稼働始まる-太陽エネルギー、地域の力で発電

竣工式の模様(10月23日)

竣工式の模様(10月23日)

  • 0

  •  

 小田原市民や地元企業が出資した「ほうとくエネルギー」(小田原市浜町1)の大規模太陽光発電所「小田原メガソーラー市民発電所」が10月、小田原市久野の山林で発電を始めた。

久野の山林に完成したメガソーラ(大規模太陽光発電所)

[広告]

 「ほうとくエネルギー」は、かまぼこ屋、干物屋、魚市場、電気屋など地元企業38社から5,800万円の出資金を集め設立。小田原のエネルギーを地元地域で創出することを目指す「ほうとくソーラー市民ファンド」(ほうとくソーラー1)を創設した所、小田原市民179人から出資総額1億円が集まった。

 同社ではこの市民資金を基に、メガソーラーの建設と公共施設の屋根貸しソーラーといった再生可能エネルギー事業を展開し運用を図る。「小田原メガソーラー市民発電所」の発電能力は最大984キロワット、今後、年間100万キロワット強の電力量を予定している。

 社長の蓑宮武夫さんは「小田原の山、森、海の持つパワーを利用してエネルギーを作り出す第一歩が始まった。この市民発電所を通して子どもや孫たちに美しく豊かな社会を引き継いでいきたい」と抱負を語る。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース