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ポーラ美術館で「日本とフランス~食のマリアージュ~」 企画展とシンクロして提供

「日本とフランス~食のマリアージュ~」

「日本とフランス~食のマリアージュ~」

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 箱根・仙石原のポーラ美術館(箱根町仙石原小塚山)に併設されているレストラン「アレイ」が、開催中の企画展「Connections-海を越える憧れ、日本とフランスの150年」に合わせた特別メニューを提供している。

オードブルは「白菜のポタージュやわらかい蟹のムース添え」

 19世紀後半から20世紀にかけて、日本の浮世絵や工芸品は欧米の芸術に大きな刺激を与え、クロード・モネ(1840-1926)やフィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)など、近代を代表する芸術家たちの重要なインスピレーションの源になったといわれている。

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 時を同じくして、黒田清輝(1866-1924)などがフランスへ留学し、その後の近代日本美術の礎となっていった。萬鉄五郎(1885-1927)や岸田劉生(1891-1929)など大正期の個性的な画家たちは、ヨーロッパ留学がかなわないながらも、雑誌や画集を通してフランス美術に対する憧れと情熱を膨らませていた。。

 日本とフランスという2つの国は、それぞれに新しい美の基準や感性を模索する上で、互いに必要不可欠な存在だった。企画展「Connections-海を越える憧れ、日本とフランスの150年」では、こうした「美の往還」をテーマに据える。

 ポーラ美術館内のレストラン「アレイ」では、日本とフランスの「美の往還」をテーマにしたコース料理を開発し提供。コース名は「日本とフランス~食のマリアージュ~」(3,040円)。日本の食材をフランス料理の技法で仕上げ、日本とフランスの調和を表現している。

 中曽龍彦(なかそ・たつひこ)シェフは、和の食材をフレンチの技法で調理し、企画展のテーマである日仏の美の往還を味で再現した。「和食では素材の味を最大限生かすので、通常のフレンチではソースを使って味を組み立てるが、例えばフォンダンショコラにレンズ豆を加えて小豆のような食感を出すなど、新鮮な驚きを得られるように工夫した。併せて、オードブルからデザートまで香り立つよう配慮し、季節感のある食材を温かく召し上がっていただけるようにした」と話す。

 営業時間は11時~16時(ラストオーダー)。2021年4月4日まで。