箱根・芦ノ湖畔にある古民家アートスペース「箱根やまぼうし」（箱根町箱根、TEL 0460-83-1288）で11月2日から、「露木清高展～箱根寄木細工の伝統と未来」が開催される。

露木清勝・清高作の「動き出す正方形」

　伝統工芸「箱根寄木細工」の新鋭の職人・露木清高さんの作品を紹介する同展。江戸時代から伝わる伝統的な文様と技法を大切にした作品は高く評価されている。同展をプロデュースする「箱根やまぼうし」の金子森さんは「伝統に新しい発想を組み込むことに挑戦している露木清高さんの作品は、モダンで、それでいて日常生活でも使える寄木細工となっている」と作品を評価する。

　露木木工所の4代目として創作活動をする露木清高さん。シンプルでありながらもモダンで洗練されたデザインの作品を作り続けている。同展では、その中から箱根寄木細工の未来を感じさせる作品を展示する。

　金子さんは「これが箱根寄木細工と驚きさえ与えてくれる作品の数々を展示。感動さえ覚える技術のすばらしさをぜひご覧いただければ」と話す。

　展示時間は11時～17時（最終日は16時30分まで）。入館無料。11月7日まで。