五代100年にわたり繁栄した戦国大名北条氏をしのぶ小田原最大のイベント「第51回小田原北條五代祭り」が5月3日に開催される。主催は小田原市観光協会。
同祭りのメーンイベントは、北条五代の当主が参加する北条軍団の武者行列。今年は、歴代当主の内、三代北条氏康公、五代北条氏直公を広く全国より公募。二代北条氏綱公を外国人対象に募集した。
その結果、初代の北条早雲公は阿藤快さん(小田原ふるさと大使)、二代の北条氏綱公はWAYNE MILLER(ウェイン・ミラー カナダ出身 外国人公募)さん、三代の北条氏康公は小林昌樹さん(公募)、四代の北条氏政公は瀬戸充さん(小田原市自治会総連合副会長)、五代の北条氏直公は魚地準一郎さん(公募)となった。
同祭りでは、昨年好評だった「北條五代スタンプラリー」も同日に開催。「北条五代キャラクタースタンプ」5つを集めると北条グッズが進呈される。3月に日本忍者協議会設立準備会が開催され、小田原としても「風魔忍者」を盛り上げPRするため、なりわい交流館で手裏剣投げや忍者・武者に着付け変身できる「忍者体験」も開催する。
同協会・事務局長代理の夏苅健二さんは「戦国時代に小田原城を居城として関東を治めた北条家の栄華をたたえるお祭り。北条五代を模した武者行列、演奏する音楽隊、みこしを担ぐまち衆隊など総勢1700人が勇壮に市中を練り歩く光景をぜひ多くの人に見ていただきたい。この祭りで、城下町小田原の魅力に触れてもらえれば」と観覧を呼び掛ける。