旧黒田侯爵家の小田原別邸だった小田原邸園交流館「清閑亭」(小田原市南町1、TEL 0465-22-2834)は5月17日、「からたちの花記念日 白秋童謡ツアー&ミニコンサート」を開催する。
大正7年から15年までの8年余りを小田原で過ごした北原白秋は、大正13年5月13日に小田原の水之尾(みずのお)の小径(こみち)で「からたちの花」を着想し作詞した。白秋の「緑の触覚」に「私には私としての幼児の追憶や、小田原の水之尾道で見た必然的なからたちの花の縁由がある。『からたちの花』は大正十三年五月十三日の作である」と記されている。(※「」を『』にして記載)。
これを記念して今年は、17日に開催される同ツアー。白秋童謡ゆかりの地として整備されている「白秋童謡の散歩道」(約4キロメートル)を散策する。当日は、小田原駅西口新幹線改札前集合・出発(10時)~白秋童謡の散歩道を散策~清閑亭(12時前後)。昼食(弁当)の後、13時からミニコンサートを開催する。
清閑亭の運営を担当するNPO法人「小田原まちづくり応援団」の金山摩美さんは「白秋に思いをはせる企画。特別ゲストとして招くソプラノ歌手の橋本京子さんの歌声も楽しめる」と参加を呼び掛ける。
開催時間は10時~14時。参加費は2,500円。定員30人。清閑亭(TEL&FAX 0465-22-2834)で受け付ける。