箱根甘酒茶屋(箱根町畑宿二子山、TEL 0460-83-6418)が、4月26日にリニューアルオープンした。
箱根旧街道の代表的な休憩スポットで、創業から約400年余り続く甘酒茶屋は前店舗の老朽化のため昨年5月から工事を行っていた。新店舗は茅(かや)ぶきの屋根となり、店内はいろりや土間などを新しくしたものの、大黒柱やかもいは以前のものを使用し創業以来の風情を残した。
リニューアルから3日間は、甘酒の無料サービスや先着300人に「オリジナル千社札」のプレゼントを行っており、多くの人でにぎわいを見せている。
江戸時代からの看板メニュー「甘酒」(400円)は、砂糖や添加物を一切使わず麹(こうじ)の自然な甘みと塩加減で作るのが特徴。天草を使用した「ところてん」(450円)も人気メニューの一つ。このほかのメニューは、「黒ゴマきな粉」「力餅・磯辺餅」「力餅・安倍川餅」(以上各450円)、「味噌おでん」(400円)など。店内にはセルフサービスで薬草茶も用意する。
十二代目店主の山本達雄さんは「おかげさまでリニューアル後も多くのお客様に喜んでいただいている。創業以来の風情を大事に営業していくので箱根にお越しの際はぜひ立ち寄っていってほしい」と話す。
営業時間は7時~17時30分。