「エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議」は9月2日、「小泉純一郎講演会~日本の歩むべき~」を開催する。
「自然のエネルギーこそ飛躍の力」がテーマの同講演会。当日は、元総理大臣の小泉純一郎さんと、城南信用金庫相談役の吉原毅さんを招く。小田原地域は日本の電力事業の立ち上げに参画し、「電力王」「電力の鬼」と言われた財界人で政治家の松永安左エ門氏がこよなく愛した土地として知られ、別邸も残されている。
小田原では小水力電力の活用(大正時代)や、温泉蒸気を活用した地熱・温泉発電などの試みがなされていた。現在でも「小田原電力」をキャッチフレーズに、太陽エネルギーをメーンにした「ほうとくエネルギー」などの事業者が地域主導型再生可能エネルギー事業を展開している。市民レベルで太陽エネルギーパネルを手作りしながらクリーンエネルギーを考えている「片浦電力」などのグループもある。
「エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議」事務局長の小山田大和さんは「地域でのエネルギー自給を高め、地産地消を推進することで経済が循環する『新しい現実』をつくることが大切。自然エネルギーの推進こそ日本の進むべき道があるのではないか。その可能性を感じるきっかけになれば」と話す。