小田原で「小田原絵巻」のキャラクターがラッピングされたのダイドードリンクの自動販売機が話題を集めている。
小田原にある農産物・海産物・歴史的な商品などの多種多様な名産に物語などの設定を盛り込んでキャラクター化している「小田原絵巻」。現在、キャラクターは22種類で公募も行われた。
キャラクターを施した商品も、手ぬぐい、クリアファイル、ポストカードなどが作られ、小田原城本丸売店、三の丸売店、鈴廣かまぼこ博物館などで販売されている。併せて、地元紙の「日刊神静民報」では、「小田原絵巻」の小説を連載。小田原城三の丸売店の記念写真機の背景にも使われている。
小田原絵巻のキャラクターがラッピングされた自販機は、ダイドードリンコとのコラボで実現。「キャラクターがかわいい」と受けて道行く人を引き止めたり、珍しい自販機として記念写真の背景になっている。小田原のスクランブル交差点に設置された自販機では、リトルプリンストン英語教室に通う生徒たちの人気投票で選んだキャラクターたちがプリントされ好評。他には駅伝を模したものなどさまざまなデザインがある。
同プロジェクトを立ち上げたのは、プロデューサーの守屋佑一さんとイラストレーターの漆川世文さん。守屋さんは「ゆるキャラブームの前から誕生していた小田原のキャラクター『梅丸』。これを復活させた際、小田原の名物は梅以外にもいろんなものがあるので有名にしたいと思うようになったことがこのプロジェクトのきっかけになった。徐々に知られるようになり、今後が楽しみ」と話す。
小田原絵巻自販機設置場所は、お弁当ばーばのきっちん(小田原市栢山)、リラクゼーションサロンブルーウェーブ(小田原市小八幡)、フォレストアドベンチャー(小田原市荻窪)、英語教室リトルプリンストン(小田原市栄町)、ODC株式会社(小田原市栄町)、干物屋半兵衛(小田原市東町)の6カ所。