鹿児島県長島町で8月27日・28日、「日本みかんサミット」が初開催され、小田原・湯河原地区からJAかながわ西湘顧問の真子正史さん、「湘南ゴールドエナジー」の守屋佑一さん、ミカン問屋の石澤秀樹さんが参加した。
温州みかん発祥の地・鹿児島県長島町で「日本みかんサミット」開催
温州みかん発祥の地・鹿児島県長島町を会場に開かれた同イベント。全国からかんきつ類の生産・流通・消費の関係者約80人が参加し、講演やワークショップを通して課題解決や情報交換を行った。
主催のNPO法人「みかん愛好会」代表の清原優太さんは、日本初のミカンに特化したサークル「東大みかん愛好会」を2014年1月に設立。サークルの引退後の2016年5月に「株式会社みかん」を設立したほどのミカン好き。現在、東京大学経済学部4年次に在学している。
ミカン生産地の北限といわれる小田原から参加したメンバーは、全国の事例としてシンポジウムで講演を行った。真子さんは、品種「湘南ゴールド」開発の経緯とブランディングについて、守屋さんは「湘南ゴールドエナジー」の開発秘話、石沢さんは販売の動向をそれぞれ発表した。
守屋さんは「有意義なサミットだった。ワークショップで出されたアイデアの中には小田原・湯河原で実現できるものもあり期待できる。生産地の連携などの課題解決の方向性も見えてきた」と振り返る。