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箱根・仙石原のシカの問題見学会 NPO法人小田原山盛の会が開催

シカの被害が増加するしている箱根一帯

シカの被害が増加するしている箱根一帯

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 NPO法人小田原山盛の会(小田原市堀の内)は10月27日、平成28年度神奈川県もり・みず市民事業支援補助金交付事業として「箱根・仙石原シカ問題見学会」を開催する。

シカによる被害が出ている地域の調査の様子

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 仙石原地域を重点にしてシカの調査を行ってきた同団体。鳥獣保護区となっている箱根内輪山側は、通年シカの定着が見られ多くの影響が出てる。今回は、シカにより劣化の見られる地域を視察。箱根のシカの管理に関わる専門家と意見交換も行い具体的な対策を検討していく。管理捕獲が始まっている箱根町の事例も参考にする。

 当日は、元丹沢大山学術調査副団長で同法人のシカ調査を指導する古林賢恒さん、野生動物保護管理事務所の濱崎伸一郎さん、神奈川県自然環境保全センターで分布拡大エリアシカ対策を行う山根正伸さんが参加するほか、仙石原湿原・箱根山地を守る対策を行う環境省箱根自然事務所、囲い罠・狩猟による管理捕獲の取り組みを行う箱根町環境課、国有林におけるシカ対策の東京神奈川森林監督署も協力する。

 視察・見学コースは、仙石原湿生花園を9時30分に出発し、アオキの採食現場~ゴルフ場周辺の主要な餌場~林業被害地(片平地区町制50周年植栽事業地)~耕牧舎跡の碑(植生保護柵の設置場所)~仙石原浄水場センター(囲いワナ設置場所)~仙石原湿生花園に戻る工程。

 同法人の川島範子さんは、「丹沢に多くのことを学ぶことができる。シカ問題を解決するために実態を把握するには、シカの密度が低く、餌(えさ)となるアオキがまだ分布する今。ぜひ参加してもらえれば」と呼び掛ける。

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