JAかながわ西湘農業協同組合(小田原市鴨宮、TEL 0465-47-8125)が11月7日、「キウイフルーツ」の集荷作業を始めた。
「曽我キウイフルーツ選果場」の専用低温貯蔵庫に入れられて保存
小田原地域の生産農家で収穫したキウイフルーツは、ランク付けし専用のコンテナに入れて同組合の「曽我キウイフルーツ選果場」(小田原市上曽我)に集め、低温貯蔵庫で保存する。
同地域の今年の出荷者は65人で170トン前後の出荷量を予定する。市場に出回るのは、年明けの2~3月ごろという。
ミカンの転換果実として昭和60年代から始まったキウイフルーツの生産。温暖な環境が適し品質も評価され生産量も安定している。価格面でも利益を得られる価格に落ち着き、生産農家もコストをかけることが可能なラインを超え始めている。
同組合で小田原地域のキウイフルーツを担当する秋澤喜さんは、6年前から担当となり、生産農家と力を合わせてキウイフルーツ作りを行ってきたという。
秋澤さんは「今年は、秋の長雨のおかげで果実が大きく育っている。昨年に続き、品質面でも期待ができる。今後も生産農家の所得増大に向けて、小田原キウイフルーツのブランディングを進めていきたい」と意欲を見せる。