地元の酒販店が手がける「足柄地ビール」(足柄上郡松田町)が4月1日、1周年を迎えた。
「地域の人たちと一緒に地域貢献できればという思いから始めた」とオーナーの横山智丈さん。自社ビルの3階部分(約17坪)を工場にし、特注した国産の煮釜、タンク、ワールプールで製造している。麦芽を1次加工したモルトエクストラクトを使用しているため、ほぼゴミが出ないのが特徴。
商品は少し苦味を利かせたスッキリタイプのイギリス風エールタイプ「足柄ハッピーモルト」(450円)、ハッピーモルトに自作の梅ジュースをブレンドしたスパークリングワインのような飲み口の「足柄ハッピーモルトうめびあ」(630円)の2種類。共に330ミリリットル。日本の酒税法ではビールの原料として果物の使用が認められていないため発泡酒という表記で販売している。
横山さんは「長年酒店をやっていて自分で造った酒を売る事が夢だった。今後も地域のPRのためにミカンやブルーベリー、レモンなどを使ったオリジナル発泡酒を造っていきたい」と話す。
箱根小涌園ユネッサン、松田山ハーブガーデンなどで販売する。