湯河原町で6月4日より、初夏恒例のイベント「ほたるの宴」が開催される。
同イベントは湯河原町が1998年6月に行った「ほたるの里宣言」以来、特に力を入れている企画。万葉公園内のホタル小屋で飼育した幼虫約1万匹を3月中旬に地元の小学生の手によって放流し、その後自然羽化したゲンジボタルを楽しむもの。期間中は観光会館前広場で飲食物や地元工芸品の販売なども行う。
「園内『花木園』はホタルの光をよりきれいに観賞してもらうために足元灯のみの照明になっている」と湯河原温泉観光協会企画課長の久能木考一さん。同園以外にも藤木川、千歳川、新崎川沿いにも天然のホタルが数多く生息しており、発生期間中は湯河原町全体で観賞することができる。
久能木さんは「ホタルの発生状況はホームページ上で随時報告していく。水の清らかな湯河原ならではの暗闇に舞う幻想な光を楽しんでほしい」と話す。
開催時間は19時30分~21時。6月20日まで。問い合わせは、湯河原温泉観光協会(TEL 0465-64-1234)まで。