地産の作物を使い自分たちの畑を耕してお菓子を作り続けている「とらや工房・御殿場店」(静岡県御殿場市東山、TEL 0550-81-2233)が10月31日、3周年を迎えた。
同店を運営するのは、東京・赤坂に本店を置く虎屋のグループ企業である寅玄(こげん)。「虎屋が御殿場に工場を構えて約30年。地域に貢献したいという思いから御殿場の地場作物を使ったお菓子作りを始めた。自らの手で畑も耕し収穫したものもお菓子作りに役立たせている。その姿勢が地域に認められ4年目を迎えることができた」と、御殿場事業開発部長の三改木(みぞろぎ)孝雄さんは振り返る。
地場の自然素材を使った商品は、いずれもまろやかな甘みや、おだやかなうま味が好評。11月は、限定販売している「軽羹まんじゅう」「桃山」、定番商品の「どら焼き(小倉餡・白小倉餡)」(店内で販売する商品はすべて250円)などを買い求める人が多い。販売を担当するスタッフの野田亜矢子さんは「おいしいお菓子の提供はもちろん、多くのお客さまに笑顔で過ごしていただける、そんな店にしていきたい」と話す。
秋冬(10月~3月)の営業時間は10時~17時。火曜定休。