箱根町の住民ホールで現在、「第87回箱根駅伝」に出場する各チームのユニホームなどを展示する「箱根駅伝展」が開催されている。
新春2日・3日に行われる箱根駅伝。2日・往路のクライマックスは高低差800mにおよぶ「登りの箱根5区」。3日の復路は「小田原までの6区は恐怖の下り」から始まる。共に体力と精神力が勝負を決め、劇的なドラマが展開。箱根町民の多くが沿道で応援する。町民の中にはひいきの大学を決めている人も多く声援に熱が入る。「箱根町も箱根路も駅伝で年が明ける」とまでいわれている。
毎年、往路優勝のチームに寄木細工で作られたトロフィーを進呈しているが、そのトロフィーを12月に町民ホールで展示していた。今年はこの展示を充実させることになった。推進したのは箱根町の職員で作られている「陸上部」。今年の春から関東学生陸上競技連盟に打診。11月17日に開催された「監督者会議」で説明を行い正式の了解を取り付けた。出場する19大学からの協力も得、正式なユニホームを一堂に並べる。各チームの関連のグッズも見ものだ。
展示を推進した陸上部の部長で監督の菊池巧さんは「箱根といえば駅伝。各チームが繰り広げる姿に多くの町民が感動を頂いている。各チームと選手の皆さんに感謝の気持ちで展示を進めてきた」と話す。
黙々と箱根路でトレーニングする学生たちに町民の多くが心から声援を送っている。「頑張って!」と。