箱根駅伝の歴代「寄木細工トロフィー」展示-駅伝ミュージアムで企画展

優勝杯は寄贈後は大学から外へ出ることの無いもの

優勝杯は寄贈後は大学から外へ出ることの無いもの

  • 0

  •  

 箱根駅伝ミュージアム(箱根町箱根、TEL 0460-83-7511)で現在、「箱根駅伝ミュージアム開館5周年企画展」が開催されている。

[広告]

 箱根町は、1996年第73回東京箱根間往復大学駅伝競走大会から箱根駅伝の歓迎とPRを兼ねて町の代表的な工芸品である箱根寄木細工を使ったトロフィーを往路優勝校へ贈呈しており、同展では第73回大会、第74回大会、第78回大会(神奈川大学所有)、第75回大会、第76回大会、第80回大会(駒沢大学所有)、第85回大会、第86回大会(東洋大学所有)のトロフィーのほか、それぞれの大会のトピックスパネルを展示している。

 トロフィー制作者の金指勝悦さんは、毎年9月ごろから作業場のスタッフと構想を練り始め、仕事の合間に手作りで少しずつ作業を行い約3カ月かけて制作している。「箱根寄木細工は違う色の木々を寄せ合わせて模様を作り上げるので、2つとして同じものはできず世界にたった一つだけのトロフィーになる」と金指さん。「テレビ画面にトロフィーを渡す場面が映り、『箱根寄木細工で作られたトロフィーです』とアナウンスされると制作中の苦労がいっぺんに吹っ飛ぶ」とも。

 館長の鈴木一朗さんは「往路優勝杯は寄贈後は大学から外へ出ることの無いもの。一見の価値があるので、ぜひこの機会にお越しいただきたい」と話す。

 開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。入館料は、大人=500円、小・中学生=300円。7月14日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース