小田原漁港(小田原市早川1、TEL 0460-22-4475)で土曜9時から、鮮魚を中心に干物、野菜、果物、かまぼこなどを扱った朝市が不定期に開催されている。
5月17日の鮮魚は、真アジ、ムロアジ、イサキ、アオリイカ、スルメイカ、マンボウ、ソーダカツオから、「ジンダ」と呼ばれる小アジがそろった。これらの魚は定置網でその日に水揚げされた魚で、売り場が混乱しないよう整理券を配布し順番に購入するシステムになっている。この日も早朝から整理券片手に市の開始を待つ客でにぎわいをみせた。
「新鮮な魚を皆さんがおいしく食べてもらえればという思いでやっている。海の状態で水揚げされる魚の種類や量が違うので品ぞろえが少ない時もあるが、何があるのか楽しみに来てほしい。この時期は真アジが旬だが、ジンダ(小アジ)の南蛮漬けと一緒に飲むビールが最高」と小田原市漁業協同組合主任の中村さん。
「麦の収穫時期(5月)に捕れることから麦イカ、5月イカ(小さいスルメイカ)と名付けたり、桜が咲くころに捕れることから花ダイと名付けたりと、季節にちなんだ名の魚もいる。氷を用意しているが、できればクーラーやある程度氷を持参して来てくれると助かる」とも。
辻堂サーファー通りで「朝市」-地域限定「ビーチマネー」も使用可(湘南経済新聞)