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小田原で福島の状況報告シンポジウム開催

母親の立場からの意見も聞かれた

母親の立場からの意見も聞かれた

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 小田原市役所で6月19日、福島第1原発の周辺地域の現状を報告するシンポジウム「原発をどう乗り越えるのか」が開かれ、多くの市民が参加した。

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 主催団体の一つ「新月の木国際協会」副理事長の岩越松男さんは、「生の声、現状を聞いてほしい」という思いで開催を決めた。当日は、福島県の飯舘村、いわき市、川内村の被災者・避難者から被害状況などが報告された。

 環境ジャーナリストで飯舘村の村づくりに関わってきた小澤祥司さんは、村の放射能濃度の状況を話した。小澤さんは同心円状に区域を設定することに対して「風や雨によって沈着の状況は変わる」と話し、「村の南部で、放射線量の高いホットスポットができていた」という。事故後の里山や草の伸びた農地の画像を紹介しながら、農家などの現状を語った。

 いわき市を離れて生活を送る橋本宙八さんは、「避難中に『真実は何か』を求めてインターネットでの情報収集を寝ずに行った」と当時の状況を話した。「内部被爆は日本全体の問題。未来ある子どもたちの事を考えてほしい」と訴えた。

 川内村の風見正博さんは現地で生活を続けている。避難地から自宅へ戻ったが「きれいな風景や川は以前と変わらないが、汚染されてしまった」と風見さん。「不幸な経験ではあるけれど、これをバネに人間は成長すると信じる」と意欲を示した。

 第2部では、セシウムが基準値を超えた足柄茶などの生産者や消費者の意見が交わされた。

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