暮らす・働く

松田町で食の新名物「とろっこ」メニュー、まつだ産業まつりで初お披露目

「とろっこ」試食会に町内外から多くの人があつまった

「とろっこ」試食会に町内外から多くの人があつまった

  • 0

  •  

 松田町の長芋を使った新しい特産品を開発する「とろっこ芋プロジェクト」が11月3日、まつだ産業まつり会場で新メニューの無料試食会を開催した。

[広告]

 足柄地域で生産される長芋は一般的なものに比べて粘り気が強くコシもある。反面、寒さに弱く腐りやすい性質で、近年生産農家が減り流通していなかった。味は良いが保存が難しい点を粉末化することで解決。その粉は香りが強く長持ちする・白さが持続するなどの特徴がある。

 粉末にした長芋に「とろっこ」と名付け、今年6月には町内の各機関が集まり「とろっこ芋プロジェクト」を立ち上げた。特徴ある「とろっこ」を使った食品でまちおこしをしようと新メニューを開発。これまでに、お好み焼きやクッキーなど21種類のメニューが研究・考案された。

 まつだ産業まつり会場では開発した新メニューをお披露目した。松田町飲食店組合長は「半年かけて開発した新メニューをたくさんの人に試してほしい」と挨拶し、試食会を開催。麺にとろっこを練りこみつるりとした食感が特徴の「とろっこ焼きそば」、メレンゲのようなふわっとした新食感が味わえる「とろっこそば」、長芋の香りや滑らかさが生かされたコロッケ「とろっころ」の3種類を用意した。試食会は盛況で計2500食を提供した。

 同プロジェクトはイメージキャラクターも作成。試食会で実施した投票で、3候補からひとつ決定する。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース