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ジーンズ移動販売とリペアの「デニムマン」が8周年 記念イベントにぎわう

「Denimman(デニムマン)」8周年記念イベント「KURA to DENIM」の会場で新倉健一郎さん

「Denimman(デニムマン)」8周年記念イベント「KURA to DENIM」の会場で新倉健一郎さん

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 キャンピングカーによる移動店舗で湘南・西湘エリアを中心にジーンズの販売とリペアを行う「Denimman(デニムマン)」が8周年を迎えた。

1916年に長谷川陶器店の商品倉庫として建てられたSHOP&GALLERY「KURA(蔵)」

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 店主の新倉健一郎さんは「ジーンズ好きの方々や、各地で移動店舗の営業を許可していただいた店舗オーナーの皆さんのおかげ」と8年間を振り返る。2月29日から実施した8周年記念イベント「KURA to DENIM」にも常連客が訪れにぎわいを見せている。

 新倉さんは「記念イベント初日の2月29日から多くの方が来店。懐かしいお客さんの来店もあり8年間が走馬灯のようによみがえった。3月3日が最終日になるが、開催期間中の来店者数は私の予想を大きく上回る」と笑顔を見せる。

 新倉さんがキャンピングカーによる移動店舗を開始したのが2016(平成28)年。その理由は「1988(昭和63)年に就職した会社でジーンズ部門に配属され、おおよそ27年間勤務したが、会社がジーンズ事業を撤退したため退職したことから始まる」と振り返る。

 新倉さんは次の仕事を模索する中で選んだのがキャンピングカーによるジーンズの移動販売とリペア。「そんなに華々しいスタートではなかった。50歳を目前に突然の失業のピンチに直面し、今までの経験と少ない資金でできることを必死で考えた末に行き着いた結果で、決して夢のあるスタートではなかった。でも自分が調べた限りでは業界初で『ジーンズ販売の新業態への挑戦』と自分を奮い立たせて、『お呼びがかかれば何処までも』という気持ちを持ち続けた」と経緯を話す。

 日本で国産ジーンズが産声を上げた1965年。新倉さんは、その翌年に生まれる。若き頃は「ジーンズとの関わりにとりわけ大きなことはなく普通だった」と話す。勤務した会社の配属でジーンズと本格的に巡り会い「徐々にジーンズの魅力を知るようになった。そこから人生がデニム色」と笑顔を見せる。

 8周年記念イベント「KURA to DENIM」の会場はSHOP&GALLERY「KURA(蔵)」(神奈川県小田原市国府津3)。1916年に長谷川陶器店の商品倉庫として建てられ、登録有形文化財に登録されている。石積みが作り出すスペースはクリエイティブで神秘的な空間を作り出している。現在、アーティストやクリエイターの作品発信に大きな期待を持たれている場所。新倉さんは「この空間とジーンズがどのような関係を作り出すか、開催に向けて自分でディスプレイしながらワクワクして準備が楽しかった」と振り返る。

 新倉さんは「このSHOP&GALLERY『KURA(蔵)』が建てられた1916年頃は、米国で1890年代に補強用のリベットの特許期限が終わり、リベット補強のパンツが定着した頃。そして、素材が従来のキャンバス生地からインディゴ染めのデニム生地へと大きく変遷した年代でもある。その意味で考え深い空間での8周年イベントになった。これからも移動店舗でジーンズの販売とリペアを続けていきたい」と意欲を見せる。

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