合同会社まち元気小田原(小田原市浜町、TEL 0465-44-4656)が主催する「小田原経営塾」の3回目の講義が8月8日、行われた。
地域活性のための人材育成をテーマしてと実施されている同塾。講師も受講生も講義テーマも小田原に限定して開いている。今回の講義テーマは「蒲鉾(かまぼこ)から考える命の大切さ」。鈴廣蒲鉾本店社長の鈴木博晶さんが担当した。
鈴木さんは講義の中で、「若い層の人たちにかまぼこを食べてもらうことが事業継続の第1」とし、そのために必要なのは情報発信であるとの考えを語った。「板わさ」という言葉を知らない世代が増えてきたことや、愛媛の宇和島では若い人が宇和島産のじゃこ天を「ソウルフード」と呼ぶことなどが紹介された。
核家族化した社会で家庭間の食生活の伝承が無くなったことについても論議が行われ内容の濃い講義となり、質疑応答などに盛り上がりを見せた。
次回は9月12日に行われる。