小田原で干物の老舗「山安」(小田原市羽根尾)が9月15日、創業140年伝承の味の秘密を探る干物の魅力再発見企画「干物ができるまで」を実施する。
江戸時代以来、干物一筋で提供してきた同店。古くから小田原の海で捕れる新鮮な魚を、雄大な相模湾から吹きつける海風と豊かな太陽光、箱根の自然水、ミネラル豊富な天然天日塩を使い、干物を作り続けてきた。昔ながらの微妙な風味とまろやかな塩味にはファンも多い。
その干物作りを見学しながら干物の味と魅力を再発見する企画。「山安」の工場で美味しい干物ができあがる工程を見学する。水と塩とイノシン酸との関係や1日6000~7000枚生産できる天日干し施設などを通して、140年間伝承されてきた味の秘密を探ることができる。干物の美味しい焼き方や料理のアレンジ方法などの情報提供もある。
開催時間は9時50分~11時30分。参加費は500円(製品のおみやげ付き)。定員は20人。申し込みは産業まつり「小田原・箱根元気フェスタ」ホームページで受け付けている。