小田原城天守閣特別展示場(小田原市城内)で7月20日より、32回目となる「小田原城紋章展」が開催されている。主催は小田原市と国選択無形文化財紋章上絵保存会。
北条五代と領国の武士たちの紋章を展示するとともに、北条五代の歴史も紹介する同展。今年のテーマは「北条五代と領国の武将たち」。
中世から近世へと歴史が大きく転換する際に大きな役割を担った「小田原合戦」の時期に活躍した北条氏の家臣団や当時の武将たちの紋章を取り上げて展示する。
期間中に「紋章上絵師による手描き実演」(7月28日・8月4日・11日・18日・25日。いずれも11時~15時)や、「学芸員によるギャラリートーク」(8月11日・18日。いずれも13時~14時30分)も開催される。
小田原市観光課で城址公園を担当し小田原城天守閣の学芸員である諏訪間順さんは「武将たちの紋章を通して歴史と郷土の成り立ちを理解してもらえるように企画した。ロマンあふれる紋章を楽しんでもらえれば」と話す。
入場料は、大人=400円、小人=150円。開館時間は9時~17時。9月1日までの土曜・日曜・祝日及び8月12日~16日は9時~18時。9月8日まで。