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小田原で避難用に利用できる電動カート販売へ-買い物難民の解決も

「おさんぽEVとれ蔵(トレゾウ)」。車両の開発から製造・販売まで各業務を中小企業・フリーランスのスタッフが担当

「おさんぽEVとれ蔵(トレゾウ)」。車両の開発から製造・販売まで各業務を中小企業・フリーランスのスタッフが担当

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 小型電気自動車の開発・販売を行うみちのくトレード(小田原市久野、TEL 0465-43-7568)が、電動カート(Electric Vehicle 「おさんぽEVとれ蔵(トレゾウ)」の発売を予定している。

「おさんぽEVとれ蔵(トレゾウ)」

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 高齢者でも簡単に公道(歩道)を最高時速6キロで走行できる同カート。買い物だけでなく、緊急時の避難で活用可能かどうかが注目されている。同カートの運転には免許を必要とせず、回転式クッションシートを備えているため、足の不自由な高齢者でも1人で乗りやすく、1分間に100メートル、5分間で500メートル走行できるという。避難ブザーボタンもあり、断続的に警告音を発信し位置を周囲に知らせながら避難できる。

 自転車は「軽車両」のために原則車道走行。それに対して電動カートは「歩行者」扱いであるため公道では歩道を利用することになる。同社の佐々木豊さんは「高齢者やハンディキャップを持っている人がわずか数百メートルを非難できなかったケースがある。とても残念なことだと思ったことが開発を加速させた」という。「交通弱者や買い物難民などでの利用も可能」とも。

 走行距離は約12キロ。充電時間は約6時間。販売予定価格は約25万円。今夏の発売を予定する。

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