NPO法人小田原まちづくり応援団が9月5日、清閑亭(小田原市南町、TEL 0465-22-2834)で「~温故知新『食道楽』~村井弦斎と小西正一の時空を超えた 清流の女王・鮎料理の饗宴」を開催する。
清閑亭の初代当主・黒田長成侯爵が小田原のアユが大好物だったことからスタートした同企画。かつて小田原村南町に住んでいた明治期の作家・村井弦斎(むらいげんさい)が執筆し大ベストセラーになった「食堂楽」。和食については「小田原・沈流亭」の主人に指導を受けたため、小田原ならではの味覚がふんだんに取り入れられている。この中から、アユ料理レシピを、現代の料理人で元・箱根龍宮殿総料理長の小西正一さんが再現する。
同法人の金山摩美さんは、「明治に書かれたアユ料理レシピを現代の料理人が再現する醍醐味(だいごみ)を味わうことができる。小田原にゆかりある黒田侯爵、村井弦斎。それぞれに思いをはせながら、ぜひアユ料理を楽しんでもらえれば」と参加を呼びかける。
開催時間は、11時30分~13時30分。参加費は6,000円。定員は20人。申し込みは清閑亭で受け付ける。