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小田原出身シェフの店「ビストロ ルパ」-料理に高い評価

小田原産のもろこしを丁寧に焼き、冷ましてから作る「とうもろこしのスープ」(撮影=村山寛明さん)

小田原産のもろこしを丁寧に焼き、冷ましてから作る「とうもろこしのスープ」(撮影=村山寛明さん)

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 8月8日にオープンした小田原育ちのシェフの店「ビストロ ルパ」(小田原市南鴨宮3 天勇ビル、TEL 0465-42-9298)が、多くの客の舌をうならせランチは満席が続いている。

前菜「パテ盛り合わせ」は、鴨、鶏ハツ、豚ハツと絶品の玉葱のコンフィ

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 同店オーナーでシェフの藤井真大さんは、日本とフランスで調理の腕を磨いてきた。「いつかは小田原に自分の店を持つこと」が夢だったという。去年の10月29日に前職を辞めて翌日に再び欧州に。フランスとイタリアで調理の技を確認。自分の作り出す料理の方向性を確かなものにして帰国。今年の5月19日に、自分の店を持ち夢を実現させる決意をした。

 店名の「ビストロ ルパ」は、ビストロの「食堂」とルパの「食事」から命名された。オープンは末広がりの8月8日。「不安もあったが、仲間や友人が自分を助けてくれた。みんなが背中を押してくれた」という。「たくさんの優しさに感謝して、おいしい料理を提供していきたい」と話す。

 小田原近郊のレストランやスイーツを食べ歩く「小田原ナビゲーター」の村山寛明さんは、ランチメニューの中から「贅沢ランチコース」(2,300円)を味わった。コースの内容は、とうもろこしのスープ、パテ盛り合わせ、牛ハラミのステーキ、チョコムースと下曽我産ブルーベリーアイスの4品と食後のコーヒー。

 村山さんは「シェフの腕は一皿目のとうもろこしの冷製スープで思い知らされた。どうしたらこんなに濃厚なとうもろこし感を出せるのか。それでいて後味がさっぱりしているから、次に続く前菜の邪魔をしない。『大好評なので夏場は続けようと思っている。夜はウニも乗せてるんですよ』とシェフの言葉を聞いて、ディナーも食べてみたくなった」と高い評価をする。

 通常のランチのコースは、前菜、スープ、メインの3品(1,250円)。デザート・ドリンク(350円)のセットが付けられる。火曜定休。

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