開成町立文命中学校(開成町吉田島)では、町の選挙管理委員会の協力を得て、同委員会が所有する記載台、投票箱などを使用して生徒会選挙を行ったことが注目されている。
町の選挙管理委員会の協力で本格的な投票所が用意された(写真提供=文命中学校)
選挙や投票に対する生徒の意識を高めることを目的にして企画され、9月17日に生徒会選挙が実施された。生徒たちは実際に行われる選挙の投票所と同じような方法で投票。生徒会の代表を選ぶと同時に本格的な選挙を体験した。
同中学校・教頭の浮田喜和さんは「選挙権を持たない中学生にとって、この取組みは授業では得られない貴重な経験を得る場になった。投票箱に票を投じる真剣なまなざしに、それが表れていた。自らが選挙権を持つ近い将来、この貴重な経験を生かして選挙に関心を持ち、進んで投票をおこなうようになってもらいたい」と期待を寄せる。