小田原アリーナ(小田原市中曽根)で11月8日・9日、「第30回全国削ろう会小田原大会~WAZA・TAKUMIの継承~」が開催される。
「第30回全国削ろう会小田原大会~WAZA・TAKUMIの継承~」の告知ツール
日本が誇る伝統的な木造建設や木工技術の向上と継承を目的とする同大会。大工、木工関係の職人、鍛冶職人が一堂に集い、木材を鉋(かんな)でいかに薄く削るかに挑戦する「薄削り競技」など、職人技を競い合う全国大会。1997年(平成9年)に始まり今回で30回目の記念大会となる。競技のみどころは、薄さ、数ミクロンの世界への挑戦。1000分の1ミリに削られた木材は「まるでシルクの感触」を持つという。
会場では、大人も子ども楽しめるイベントとして、鉋(かんな)削り体験ができる「なりきり大工さん」、寄せ木細工などの「木工芸の実演と体験」、木で組まれた「小田原城ジャングルジムに上ろう」などを用意する。
共催する小田原市農政課の東正明さんは「日本の名工たちによる技の共演が行われる。小田原・箱根に根付く『木の文化』を見て体験していただければ」と来場を呼び掛ける。
開催時間は、8日=11時30分~15時30分、9日=9時~15時30分。