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スイスと箱根の絆-「アレグラ号」景色が見やすく快適との声

運転席も含めた展望ゾーンからは醍醐味のある景色を楽しめる

運転席も含めた展望ゾーンからは醍醐味のある景色を楽しめる

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 箱根登山鉄道(小田原市)が11月1日より導入した新型車両3000形「アレグラ(Allegra)号」(クモハ3000形)が、観光客などから「景色が見やすい」「快適」などの声が上がっている。

お披露目された日の「アレグラ号」(10月)

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 箱根登山鉄道とレーティッシュ鉄道(スイス)との「絆」を大切にして、スイス第4の国語「レート・ロマンシュ語」で、「あいさつ」を意味する「Allegra(アレグラ)」から命名された同車両。2012年5月に新型車製造着手を発表してから約2年かけて、箱根の風景になじむデザインと環境に配慮した性能を備えて登場した。

 80パミールの急勾配、スイッチバック、88カ所のカーブ、13のトンネル、26カ所の鉄橋を走る同路線。観光に重点を置いた設計で、すべてのシートはボックス型のクロスシート(枕木方向席)、車両の両先頭部分は「展望ゾーン」になっており、床からフルハイトの展望窓を配置している。

 秋の観光シーズンを迎えた11月1日から運行が始まり、乗客からは「醍醐味のある景色を見ることができた」「箱根の美しさを再認識した」などの声が上がり好評を博している。走る姿をカメラに納めるファンも多く、沿線でシャッターを切る姿が見られる。

 25年ぶりの新型車両の登場に、観光客のみならず沿線地域での期待も大きい。

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