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山上蒲鉾店社長に「ものづくりマイスター」-小田原で初、全国で3人目

山上蒲鉾店

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 山上蒲鉾店(小田原市浜町3、TEL 0465-24-3050)の上村純正社長が、小田原かまぼこの一貫した製造管理業務の手法や技術が認められ、全国で3人目、小田原では初の水産練り製品「ものづくりマイスター」として認定された。

ものづくりマイスター」上村純正社長

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 ものづくりに優れた技能、経験を有する技能者を認定・登録する同制度。中小企業や学校などで若年技能者への実践的な実技指導を実施し、技能の継承や後継者の育成も行う。2013年(平成25年)から開始された「若年技能者人材育成支援等事業」の中核を担う指導者となる。

 同社は創業明治11年で、130年以上の歴史を持つ「小田原かまぼこ」の老舗。かまぼこの製造は分業化が進み、魚肉のすり身を仕入れてかまぼこをつくるのが業界的に一般的。同社では、伝統的なかまぼこの製法と味にこだわり、鮮魚を仕入れて捌(さば)き「すり身」をつくり分業化せずに製造。結果として、季節や穫(と)れた海域によって変化する、鮮魚の身の締まり具合や脂の状態を見ながら、すり身をつくることが可能となり、魚の味をいかしたかまぼこづくりの技を守り研さんすることができたという。

 上村さんは「かまぼこという日本の伝統食品の味を高め、次の世代へと受け継いでもらうために、技の向上と伝承に取り組んでいきたい」と意欲を見せる。

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