箱根駅伝ミュージアム(箱根町箱根、TEL 0460-83-7511)で4月16日より、山梨学院大学の特別企画展「高橋しん氏原画展」が開催されている。
同展では、箱根駅伝の出場常連校である山梨学院大学陸上競技部が第63回大会に初出場した際、第10区のランナーを務め、現在漫画家として活躍中の高橋しんさんの作品を期間限定で展示している。
幼いころから絵を描くことが好きだった高橋さんは、同大在学中から昨年まで陸上競技部の年賀状の原画を担当しており、大学を卒業した年に「好きになるひと」で「第11回スピリッツ賞」を受賞し、同年漫画家としてデビューした。2006年、同学院創立60周年の記念事業の一環として3度の箱根駅伝優勝を称え建立された記念彫像「襷(たすき)の伝説」は、高橋さんが2001年に作成した年賀状原画が元になっている。
会場には高橋さんの年賀状原画のほか、代表作である「いいひと。」(小学館)も直筆サイン入りで展示する。
富士屋ホテル営業本部広報担当の土方美由紀さんは「箱根駅伝の元ランナーである高橋さんだからこそ表現することができる選手の表情や、色あざやかで温かみのある作品の数々をぜひこの機会に見ていただければ」と話す。
開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。入館料は、大人=500円、小・中学生=300円。6月30日まで。