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箱根で「二ホンジカ過食圧地をみる視察・見学会」 箱根の森をシカから守る

樹林内の下層植生が過食圧によりなくなっているところを見学

樹林内の下層植生が過食圧によりなくなっているところを見学

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 小田原山盛の会は8月28日、シカ問題の専門家である元東京農工大森林生物保全学の古林賢恒さんを招いて「二ホンジカ過食圧地をみる視察・見学会」を開催した。

陽光地で、過食圧により被害をうけているところを観察

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 「箱根の山を丹沢の二の舞にしないために」をテーマに行われている同視察・見学会。神奈川県の助成により、箱根外輪山のシカ調査を目的に行われている。同会事務局の川島範子さんは「想像以上に進んでいるシカによる過食圧地を見てもらうだけでも意味がある」と話す。

 火打石岳地域では、山頂稜線の樹木は角こすりや樹皮はぎ、噛み折りなど何らかの損傷を受け、樹皮食いによる剥皮があり、枯れている木々も多くある。シカ道が無数にあり、林床植生は過食圧により乏しく、次世代の木はほとんど被害を受けている。

 川島さんは、「調査を重ね、やっとその現実を体系的に把握することができた。少しでも地域の方達にこの現実を知って頂き、近い将来、頭数爆発が起こる前に、有効な捕獲体制と植生保護が行えるよう調査結果を活用していきたい。それが植生の多様性を維持するために一番大切なこと」と話す。

 同会では、9月13日に久野・和留沢・足柄林道を車で走りながら食痕の多い所の観察、10月4日・22日に明神ヶ岳過食圧地調査、11月12日・29日にも調査を予定している。

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