「電力王」と呼ばれた松永安左ヱ門ゆかりの「松永記念館」(小田原市板橋)で10月27日、観月茶会が開催される。
11月3日に開催される「夢見遊山いたばし見聞楽」のプレイベントとして板橋秋の交流会実行委員会が主催する同茶会。「日本の歴史公園100選」に選ばれた同館の庭園で、月を愛(め)でながらお茶を楽しむ。
実業家であり近代数寄茶人としても知られ、「耳庵(じあん)」の号を持つ近代小田原三茶人の一人である松永安左ヱ門が小田原へ居住したのが1946(昭和21)年。収集した古美術品を一般公開するために、1959(昭和34)年に財団法人を創立して自宅の敷地内に「松永記念館」を建設。その後、敷地と建物が小田原市に寄付された。同市では1980(昭和55)年に小田原市郷土文化館の分館となり、特別展や企画展などを開催している。
茶会の開催時間は17時~20時30分。席料は500円。雨天時は10月28日に順延。
※名称に重複した表現がありました。修正しお詫びいたします。