伊豆箱根鉄道の大雄山線(小田原~大雄山)で現在、沿線にある小学校8校の児童たちが描いた作品約51点を車内に展示する「動く児童画展電車」を運行している。
絵画教育の一環としている開いている同展は今年で41回目。秋の恒例行事として定着しており、子どもたちが描く絵画を楽しみにするファンも多い。題材は、夏休みの思い出、沿線風景、沿線のイベント、大雄山線の電車などが選ばれ、子どもらしい表現手法で描かれている。
参加校は、三の丸小、足柄小、富水小、報徳小(以上小田原市)、岩原小、岡本小、南足柄小、向田小(以上南足柄市)の8校。作品は中づり広告の場所に展示する。使う車両は5501編成車で、1日あたり14~17便を往復運行する。同車両にはヘッドマークをつけて運行するため、鉄道ファンや展示の家族などが写真撮影する姿も見られる。
同社広報課の杉原理恵さんは「大雄山線の『動く絵画展電車』は今年で41回目を迎え、毎年、沿線の小学校に協力いただき子どもたちの元気いっぱいの絵を展示している。素直な心で描いた作品が地域の方に喜ばれている。ぜひご覧いただければ」と呼び掛ける。
10月25日・31日、11月5日は運休。11月10日まで。