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神奈川の地域異業種グループがキャンピングカーで「出張まち工場」

3次元Cadによる作業に興味を示す参加した小学生

3次元Cadによる作業に興味を示す参加した小学生

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 小田原・箱根・湘南のメンバーで構成する異業種グループ「出張まち工場」が現在、キャンピングカーで地域のイベントや学校、病院に出張して「モノづくり」を体験してもらう活動を展開している。

ワークショップの様子

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 同グループのメンバーは、町工場の社長、デザイナー、職人など。2014年4月に活動を始め、3Dプリンターなどの機器を持って出張し、小学生を対象にしたワークショップを開いている。

 プログラム内容は、子どもたちが書いた似顔絵による「世界に一つだけTシャツづくり」、iPadで描いた絵を使った「オリジナルグッズづくり」、3次元CADや3次元スキャナーを使った「製品作りの工程学習」などで、子どもたちが製作した作品はプレゼントしている。

 「出張まち工場」は毎回好評で参加者も多いことから、キャンピングカーの機能アップを目指して「地域とつながる出張まち工場の出張カーを作るプロジェクト」を立ち上げ、現在、クラウドファンディングを活用して活動資金を募っている。資金の使い道はキャンピングカーの改装で、出張範囲の拡大と参加人数の増加を見込んでいる。同グループでは、地域の人たちに「モノづくり」の楽しさを伝えると共に、町工場によるこれからの地域貢献を考えることも視野に入れているという。

 同グループ代表の川田俊介さんは「脱・大量生産による『モノ』が注目され始めている。私たちのような地域の『モノづくり』に携わる事業者が、地域の中でどのような役割を担っていくのかを考えながらがら活動を続けていきたい」と抱負を話す。

 参加メンバーは次の通り。
川田俊介(川田製作所・金属プレス加工=小田原市)、石川晃平(KOHEI ISHIKAWA DESIGN・グラフィックデザイン=箱根町)、澤地靖晃(澤地石材店・石材加工=小田原市)、髙橋秀人(木象嵌工房貞・木象嵌職人=松田町)、石塚裕(ダイショウ・機械加工=茅ヶ崎市)、大垣明弘(gkファクトリー建築設計工房・建設デザイン=平塚市)、小泉昌浩(メーク小泉・ガラス造形=秦野市)、山下公明(KOMEYA DESIGN・プロダクトデザイン=茅ヶ崎市)、若森秋彦(創造堂・ジオラマ制作=町田市)。

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