小田原・箱根一帯で、自己存在のアピールや店舗のPRを目的にした「インスタグラム風の顔ハメ看板」が増殖し新たな絆が作られつつある。
次々に参加店が増え続けている。写真は2番手に参加した「アクアランド」
観光地によくある「顔ハメ看板」を作り店頭に設置しているマツシタ靴店。主力商品の滑らないサンダル「ギョサン」のキャラクターを使って制作した。同店の松下善彦さんは「時折、観光客や顔ハメ看板のファン、ギョサンを購入した方などが記念に写真撮影をしていく。時にはシャッターを切ってほしいという要請も多かった。そんな時、ふとインスタグラム風の顔ハメ看板は面白いかも」と思ったという。
松下さんは、基本のデータを印刷店に、ボードづくりも専門店に発注し制作。経費は3,000円と低価格で作ることができたという。早速、フェイスブックやブログで公開したところ「面白い」「自分も作りたい」などの声が上がった。
データを共有し文字部分だけを変更すればいいため、仲間が次々に制作を始め、6月17日現在、18人となり問い合わせも続いているという。松下さんは「新しいコミュニティーが誕生したようでうれしい。たくさんの人が参加してもらえれば」と話す。
参加店は以下の通り。1番=マツシタ靴店(小田原市栄町)、2番=アクアランド(江之浦)、3番=春夏秋冬(久野)、4番=峯自然園(久野)、5番=アルフィエリカフェ(各地に出店)、6番=かつべえ商店(山北町)、7番=湘南ゴールドエナジー(各地に出店)、8番=ダムトラックスカフェ(箱根大観山)、9番=十二庵(湯河原町・制作中)、10番=mame元cafe(栄町・制作中)、11番=お堀端万葉の湯(栄町)、12番=PuaPua(南足柄市塚原)、13番=トント、ミューミュー、紅ふじ(平塚・七夕時制作中)、14番=箱根麦神(箱根町・制作中)、15番=QOL(荻窪・制作中)、16番=BORRACHA(早川・制作中)、17番=ベンジャミン(各地に出店)、18番=かしわ水産(早川・制作中)。