ハイアットリージェンシー箱根リゾート&スパ(箱根町強羅、TEL 0460-82-2000)で10月1日、ホテル内ロビーの暖炉(だんろ)に火入れする、恒例の「暖炉開き」を行う。
当日は、箱根神社の権禰宜(ごんねぎ)」が祭り火を持って来館。点火の神事を行い、鎭防火燭(ちんぼうかしょく)・無病息災・商売繁盛を祈願する。
儀式は、箱根神社の神職による祝詞、暖炉のお清め、暖炉の火入れ、玉串奉納と続いた後、神酒の振る舞いを行うほか、祭壇に祭った小さなまきを宿泊客が暖炉にくべるなどして暖炉開きを盛り上げる。
総支配人の野口弘子さんによると、暖炉のあるホテルは多いが、火入れの神事を恒例行事として行っているホテルは珍しいという。
野口さんは「ラウンジの中央にある大きな暖炉は、温かいおもてなしを目指すホテルの象徴的存在。毎年、暖炉開きを行うことで季節を感じてもらい、火入れ式という日本古来の儀式を行うことで、火を扱うことに対して気持ちを引き締めていこうという気持ちになる」と話す。
参列する従業員や宿泊客は、火の安全、旅の安全、無病息災、繁栄などを祈願。野口さんは「シーンと厳かな雰囲気がラウンジに流れる特別な時間」と話す。
開催時間は14時~15時30分。