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箱根写真美術館で吉田大朋さん追悼写真展 開館15周年特別展

吉田大朋さんの作品© Daiho Yoshida

吉田大朋さんの作品© Daiho Yoshida

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 開館15周年を迎える箱根写真美術館(箱根町強羅)で4月5日から、日本のファッション誌黎明(れいめい)期に活躍した写真家の故・吉田大朋さんの作品展「特別展Requiemレクイエム 吉田大朋写真展 軽妙洒脱」が開催される。

吉田大朋さんの作品 © Daiho Yoshida

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 吉田さんも開催を楽しみにしていたという同展。準備を進めていた2月10日に82歳で逝去した。吉田大朋アーカイブと箱根写真美術館の共催により追悼の気持ちを込めて、作品展の開催が実現した。

 1960年代から活躍した写真家の吉田大朋さんは、単身パリに渡り、日本人として初めてフランスの「ELLE誌」とフォトグラファーとして専属契約を結んだほか、本場のファッションを世界に発信してきた。1970年からはニューヨークに居を構え、ファッション誌「MORE」「ハイファッション」、「NOW」「ミセス」「an・an」などで活躍した。

 当時、フランスではヘムルート・ニュートン、ギイ・ブルダン、アメリカではリチャード・アベドンやアーヴィング・ペンらのフォトグラファーの全盛期で、日本で「ファッションを撮れるのは、吉田大朋ただ一人」ともいわれていたという。世界のモードを日本へ伝える重要な役割を担った先駆的な写真家といわれている。

 開館時間は10時~17時。火曜休館。入館料は、大人=500円、小学生以下=300円、未就学児無料。5月29日まで。

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