「ギャラリー城山 茶寮桜縁」(小田原市城山)で3月29日から、小田原出身の陶芸家・鈴木隆さんの「作陶展」が開催される。
横浜高島屋美術画廊での個展などを通して作品を発表してきた鈴木さん。長三賞ビエンナーレ、朝日陶芸展、朝日現代クラフトなどに入選した実績を持ち、小田原を拠点に創作活動を続けている。
鈴木さんの作品の中で特徴的なのが、ミカンの剪定(せんてい)で切り落とされた枝の灰を利用して作る釉薬(ゆうやく)「蜜柑(みかん)灰釉」を使って作り上げる作品。透明感のある水色を生かした作品で注目を集めファンも多い。今回も期待に応えて出展する。
鈴木さんは「手になじみ、その方の生活になじむ作品を目指している。今回は皆さんに喜ばれている蜜柑灰釉を使用した作品のほか、自ら挑戦している作品など幅広く展示する。ぜひお越しいただき、見ていただければ」と呼び掛ける。
開催時間は10時~18時(最終日は17時まで)。火曜・水曜定休。4月3日まで。