箱根を守る会、小田原山盛の会、小田原ナーゲル山の会などが参加して4月26日、「須雲川源流クリーンハイクと特別保護区観察会」が開催される。主催は須雲川・箱根新道ゴミ問題対策協議会。
清掃作業の前に行われる特別保護区観察会は、講師に植物学者の田代道彌さんと箱根を守る会の川崎英憲会長を迎え、咲き始めたネコノメソウ、ハルトラノオ、コチャルメルソウなどを観察。カワセミ、ムカシトンボ、ミルンヤンマなどの生息地でもある自然度の高い渓流を探索する。
その後、箱根新道10.1キロ地点の非常駐車帯脇から投下されるゴミの清掃作業を行う。この地域は「ヤマセミ」や「ハコネサンショウウオ」の生息地で、投棄されたゴミが生態系と自然環境に悪い影響を与えている。今回も、ゴミを相模湾まで流さないようにするための清掃作業を行い、国交省横浜国道事務所のメンバーが箱根新道9.9キロ地点の非常駐車帯に荷揚げして回収する。
小田原山盛の会の川島範子さんは「回を重ねることで回収したゴミもかなりの量になった。大切なのは継続して行うこと。今回はゴミ清掃のみの参加も募っている。ぜひ参加を」と呼び掛ける。