2015年の開塾以降、2年間の卒塾生の中から10人の創業者を輩出した「創業塾」が、10月より新たに「事業承継コース」を新設してスタートする。
「転職ではなく起業しよう」と呼び掛けている「創業塾」。小田原での起業が効率の良さ、支援環境の多さ、起業への理解度の高さなどがあることを発信し、注目を集めるきっかけをつくった。
「私の場合は」で始まるケーススタディーは受講生が荒波の世界に打って出る際の「心のエネルギー」になると卒塾生の多くは語る。今回も、1年前に起業し、現在も必死で走り続けている先輩経営者が講座に登場。その声は「生々しくもキラリと輝くエピソードに包まれているはず」と運営する山居是文さんは話す。
今回新たに「事業承継コース」を新設し、先代が築いた事業を継ぐ立場にある人々をターゲットにしたカリキュラムを編成して開講する。講座は自由に参加回数が選べる全7回。講師には、みやじ豚社長でNPO法人「農家のこせがれネットワーク」代表理事を務める宮治勇輔さんが担当。より実践的で、具体性のあるケースで「家業を夢のある事業に」変換させるヒントを提示するという。
山居さんは「小田原が第3新創業市になるよう、このプロジェクトを推進していく」と意欲を見せる。