富士屋ホテル(箱根町宮ノ下)は現在、明治・大正・昭和・平成のメニューから北村雅之料理長がセレクトしてディナーコースに仕立てた「復刻ディナー」を提供している。宿泊プランの一環。
歴史あるホテルに「ふさわしい料理」を提供してきた富士屋ホテル。料理の基本を尊重しながら箱根らしい味を持つメニューを開発してきた。「復刻ディナー」では、歴代のメニューの中から北村料理長が厳選してフルコースに仕立て、「復刻ディナーを堪能・富士屋ホテル満喫プラン」として提供している。
クラシックホテルの草分け的な存在といわれ、1891(明治24)年に「本館」、1906(明治39)年に「西洋館」、1936(昭和11)年に「花御殿」をそれぞれ開業、いずれも国の登録有形文化財に指定されている。来年4月1日には耐震補強・改修工事が着工する。
富士屋ホテルの植野高久さんは「このプランでは、完成した当時の面影がある客室に宿泊して、現在の富士屋ホテルで『復刻ディナー』を味わってもらう。歴史あるホテルを楽しんでいただければ」と話す。
宿泊プラン料金は、3万2,400円~(1泊2食・平日2人利用の1人分)。来年2月28日まで。