富士屋ホテル(箱根町宮ノ下)は10月16日、企業主導型で運営する保育園「富士屋ホテル保育園」(箱根町湯本)を開園した。
ホテル従業員が安心して子どもを預けて勤務できるように設けた「富士屋ホテル保育園」。現在推進している職場環境整備の一環で、ホテル業界の独特な勤務シフトに影響されることないように、開園している時間も13時間と長く、登降園の際の持参物の負担軽減などにも工夫して、ホテルで働く保護者が利用しやすいようにする。
運営形態は認可保育に準ずる企業主導型(認可外保育)で、富士屋ホテルが事業主体となり、運営はフェアリーランドが担当する。対象年齢は0歳(生後57日)~2歳で、当面は12人を定員とする。
利用できるのは、富士屋ホテルで勤務する正社員、契約社員、パート、アルバイトなど雇用形態を問わない。併せて、箱根地域にはホテルや旅館が多いことも考慮して、利用者を富士屋ホテルの従業員に限定せず、地域の宿泊施設などで働く人のために「地域枠」も設けている。
富士屋ホテルの植野高久さんは「安心して子どもを預かってもらえる環境づくりがスタートした。これからも働きやすい職場環境作りを進めていくことになる。先日、訪ねてみると園児の笑顔が見え元気な声が聞こえた。これなら保護者も安心して働ける」と話す。
保育時間は7時30分~20時30分。給食とおやつの支給がある。