箱根園(箱根町元箱根)や駒ヶ岳周辺は、紅葉が見頃を迎え、紅葉狩りを楽しむ人々でにぎわいを見せている。
紅葉スポットとして注目されているのは「箱根 駒ヶ岳ロープウェー」。芦ノ湖畔の箱根園から標高1356メートルの駒ヶ岳山頂まで高低差590.8メートルを7分かけて昇る。この7分間に紅葉を立体的に楽しむことができる。車内では「きれい」「昇ると紅葉の色が変わる」「紅葉を立体的に楽しめる」など感嘆の声も上がる。頂上からは、紅葉の山肌、眼下に広がる芦ノ湖、山頂に雪をまとった富士山の景色も楽しむことができる。
箱根園では現在、「星空天体観測&夜景ナイトツアー」を実施。営業運転終了後に特別運転され、陽が落ちる直前のシルエット姿の富士山や、陽が落ちた後の満天の星空を山頂で見ることができる。
箱根園の草野正さんは「箱根の紅葉が芦ノ湖周辺から始まっている。今年は遅いと言われていたが、1週間前から冷えてきたこともあり例年並みになった。紅葉と夕暮れ時の富士山をぜひ楽しんでもらえれば」と話す。
ロープウエーのみの料金(往復)は、大人=1,300円、子ども=650円。「星空天体観測&夜景ナイトツアー」の料金は、大人=2,000円、子ども=1,000円。ツアーは11月30日まで。