小田原フラワーガーデン(小田原市久野)と伊豆箱根鉄道(三島市大場)は3月9日、昨年好評だった「ヒスイカズラトレイン」の運行を大雄山線(小田原~大雄山)で開始した。
小田原フラワーガーデンのヒスイカズラの開花に合わせて運行される「ヒスイカズラトレイン」。3月9日現在、昨年よりも100個ほど多く約340個の花芽があり、2房の開花が確認できたため予定通り運行された。
運行に先立ち、スタッフ総出で670房の飾り付け作業を実施。3両編成の車内を2枚の不織布でできている「ヒスイカズラ」のデコレーションペーパーで装飾した。先頭車両にはヒスイカズラをあしらったヘッドマークも掲出した。
ヒスイカズラは翡翠色(ひすいいろ)の珍しい貴重な花を咲かせることから和名として呼ばれている。開花は3月上旬~5月下旬。見頃は3月中旬~4月中旬。
フラワーガーデンの八木量子さんは「ヒスイカズラの受粉役はコウモリ。そこで装飾したヒスイカズラにコウモリも装飾。今年は『黄金のコウモリ』がレアキャラとして3匹ほど隠れている。ぜひ探してもらえれば」と話す。
運行車両は、大雄山線の1編成5502編成(3両編成=5502-5004-5003)で、1日に小田原駅~大雄山駅を1時間に1本ずつ約16往復の予定。運行期間 は4月26日まで。3月16日・21日・27日、4月4日・8日・9日・13日・18日は運休。