箱根・小田原エリアで、愛犬とリゾートライフを楽しむ人の増加に伴い、各宿泊施設がドックプランなどのサービス拡充を図っている。
レジデンシャルドッグ「HARU(ハル)」(2011年頃撮影)
2010年4月生まれのラブラドルレトリバーでレジデンシャルドッグの「HARU(ハル)」が宿泊客を出迎える「ハイアットリージェンシー箱根リゾート&スパ」(箱根町強羅、TEL 0460-82-2000)。昨夏に期間限定で企画し好評を得たという「ドッグカフェ」を、今季は3月30日から始めた。愛犬と共に宿泊する宿泊客だけでなく、愛犬を連れた日帰りドライブにも対応し、人も犬も箱根でリラックスした時間を過ごせる空間を提供する。
ハイアットリージェンシーの天野克彦さんは「ホテルでは、HARUと共に専門のドックアテンダントが愛犬を出迎える。愛犬にとってもすてきなリゾート滞在になるようなサービスを提供したい」と話す。
箱根で「愛犬と泊まれるホテル」をいち早く実施した「小田急箱根ハイランドホテル」(箱根町仙石原品の木、TEL 0460-84-8541)では、パイオニアとしての10年に及ぶ実績とノウハウを基に、森のレジデンス棟にある「ドッグフレンドリールーム」を提供している。
ホテル到着時はスタッフの案内で専用駐車場から直接客室にチェックインできる。フロントに立ち寄ることなく、気兼ねなく滞在がスタートする。テラスに面して設置したビューバスには、愛犬用のバスタブを備え、一緒にバスタイムを楽しむことができる。
愛犬用サービスとして、客室の床は、愛犬が滑りにくい特殊タイル素材を採用。愛犬がシャワーを浴びた後、すぐに体を乾かせるよう、据え置きタイプのドライヤーとバスタオルも用意する。ホテル敷地内にある愛犬が走り回れる専用ドッグランも好評で、リピーターも多いという。
ホテル敷地内に海を見渡せるドッグランがある「ヒルトン小田原リゾート&スパ」(小田原市根府川、TEL 0465-29-1000)では、宿泊者限定で利用できるドッグランを設置。愛犬が余裕を持って走り回れる広さを確保している。
ホテル敷地内を愛犬と散歩できる「お散歩コース」も好評で多くの人が利用している。客室には、バスルームと足洗い場を設置。空気清浄機や滑りにくいカーペットも好評といい、愛犬との滞在を安心して過ごせる工夫を施している。